凡典堂

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【漫画】天空侵犯 1

作品紹介

高層ビルが乱立する世界。下階には降りられず、あるのはビル同士をつなぐ吊り橋だけ。唯一の出口は…飛び降りるしかない。

学校にいたはずの女子高生本城ゆりは、いつの間にかこの世界にいた。

…目の前には仮面を被った殺人鬼と、頭の割れた死体。

仮面たちとこの世界の異常さに持ち前の勇気と、冷静さで立ち向かう。そして同じくこの世界にきてしまった兄を頼りにこの世界からの脱出を目指す。

 レビュー

異世界からの脱出がテーマの作品。この世界に来た人間を高層ビルからの自殺に追い込むという仮面たちの奇妙な行動や、管理者の存在が示唆されています。

また、地上に降りられない状況下でありながら、飛行するヘリコプターが現れたり、仮面が同封された天使セットが落ちていたり、この世界の謎が展開していきます。

おそらく、まだまだ謎が深まるであろうという予感がそこはかとなく感じられます。

異常な状況下であっても、冷静で勇気のある主人公ですが、スタンスは基本的にアクション映画の主人公みないな感じです。

 絵

内容や、テーマなどもまあまあ大事ですが、特に本作は絵がきれいです。無駄のないすっきりとした線は比較的無機質な印象で、高層ビルが立ち並ぶ空虚な異世界にばっちり合っています。

特に、死体の表現にその無機質な印象がよく合っていて、死体を人でなくなった物としてのしっかり描いているのは印象的です。